入社１年目で初めてお客様からご発注いただいた時のことは、今まででもっとも印象に残っています。最初の研修を終え、営業職として現場に出てから毎日がむしゃらでしたが、なかなか結果が伴わずに“もどかしさ”を感じていました。一緒にスタートした同期たちが続々と初受注を獲得していくなか、自分だけが取り残されているようで焦りましたね……。

今思えば、当時はとにかく熱意とやる気だけが先走っていたと思います(笑)。目先のことにとらわれて視野が狭くなっていたことが、受注につながらない原因だったのかもしれません。そこで一度、初心に立ち返ることにしたんです。お客様としっかり向き合い、自然に会話を楽しむように心がけたところ、秋口にようやくお客様からご発注をいただけました。同期に少し遅れをとってしまいましたが、かなりの達成感があったことを覚えています。

極論かもしれませんが、最終的にご契約をいただかなかったとしても、お客様を笑顔にできれば及第点だと考えています。たった一回きりではなく、この先もずっとお付き合いいただくお客様なので、限られた時間のなかでどれだけ深い関係を築けるかが私たち営業職のがんばりどころではないでしょうか。

当社のようなサービスは“モノ”を売っているわけではないので、実際に工事を終えてみないと価値が分からない部分が大きいはずです。そんな不安要素をカバーするのが、お客様との信頼関係だと考えています。一人でも多くのお客様から笑顔を引き出し、「困った時はキャッツに相談しよう！」と思ってもらえるように今後も精進していきたいですね。